美味いものと、温泉をこよなく愛するまったりマスツー集団!


ツーリングレポート

2005年06月01日

2005.5.26〜28 ZFC恒例GWツーリング IN 福島〜栃木
 さて、既に恒例行事と成り果てたGW(ゴールデンウィーク)のツーリングであるが、シフト勤務の我々は、余りGWは意味を成さない。「世間一般の大型連休だな」位のイメージしか持ち合わせていない。また、あんな混む日に好き好んで出掛けようとも思わない。タイトルの日付けを見てもらえば解る通り、GWを外してのツーリングだ。昨年ぐらいまでは、GWにかぶっていた事もあったが、大変なだけだった。だから今回からこの日程である。(世間の人は暇な奴位に思われているに違いない)

 今回は、ツーリングらしいツーリング、旅らしい旅をテーマに日程を組んでみました。

  1.目的地:福島県会津若松〜栃木県塩原〜中禅寺湖〜群馬県との県境の金精峠〜沼田と     いったルートを選択。
  2.目的:歴史や民俗学、土地のモノ、名物、自然などを堪能する為。(学ぶ為かな?)
  3.参加者:ポチョムキン(GSX1300R)
         TAKAさん(SV400)
         会計さん(GSX-R1000)
         下等さん(バリオス)
         ヒデキチ(RF400RV)(新人初参加)の以上五名

 といった感じです。

 当日の朝を迎えて、夜勤だったポチョと会計とヒデキチは仕事が終ると着替えて直ぐに皆が待っている東名高速上り線、港北PAに向け出発。09:00の待ち合わせだ。平日の朝と言うことで多少混んでいたがバイクなので楽々、08:45目的地に到着ですたい。

 港北PAには既に、副会長のTAKAさんと下等さんが到着しており、下等さんにいたってはやはり楽しみで夜寝れず、朝5時からここ(港北PA)に居(痛)たそうだw。そんなことをTAKAさんが話していた。みんな揃ったところで、記念写真この日のために、御揃いのヘルメットにジャッケトとTシャツを用意していた。皆、メットはOGKのFF4、ジャケットはキジマのKISSレーシング、Tシャツは、Kサツおちょくり仕様だ紺の地に黄色い字で【軽視庁】と書かれその字体の下にやはり同じ黄色で今度は英語で【PROVOCATION】(挑発課)と書かれている。中々洒落の利いている一品だ。そんな異色の私達が記念撮影していると、隣にいたCB400SFのバイク便のお兄さんが、「警察の方々のチームですか?」と聞いてきたので、あわてて違う旨を伝えた。お兄さんはTシャツが良く出来ているので、本物かと思ったらしい。

【港北PAで集合時の副会長と下等さん】


 5月の後半ともなると日差しは夏季のそれに近い。ぐんぐん気温が上がり始め、じっとりと汗が出てきた。ジャケットはメッシュなので風を受ければ涼しいと思い、皆の出発を急がせた。
09:00出発!(予定通り)今日中に福島県の会津若松を目指す為、あまり余裕が無いしかも、途中、ゴールドマイン高玉と野口英夫記念館を見学する予定になっている。ひとまず最初の休憩&給油ポイントの東北道蓮田SAを目指す。

通勤ラッシュも一通り終ったらしく目立った渋滞も無く直ぐに東北道に乗れた、そんな矢先、蓮田SAまであと4kmというところで、ヒデキチのマシンにトラブル発生、ポチョはペースメーカーとして先頭を走っており、バックミラーで確認した時は既に遅く、隊列からはなれ路肩によっていた。彼は今回は初のツーリングなので、おそらくヒューエルコックをリザーブに切り替えそこなったのだろうと判断又、シンガリの会計さんがついてるから問題ないと思った。ポチョはそのまま蓮田SAに入り後続を待ったが後がこない。

 少し心配になりTAKAさんの携帯にTEL・・・するとガスはあるのだが(リザーブ分)エンジンが掛からないとのこと、どうやらストールしたらしい。そこで、次は機械に詳しい会計さんに代わってもらい、ガスを吸っている感じがあるか見てもらったが、圧縮されている気配が無いとのこと、取合えず、セルが回っているので、電装系ではなさそうだ取り合えずここまで押してくるしかないか・・・と考え、残り3kmを押すことになったヒデキチは最悪のデビューを飾ることになった。ヒデキチは三人が見守る中、一人、3日分の荷物とクソ重い400ツアラーをクソ暑い中押していく、途中、道路公団の黄色い車が通り掛かり、4人の先で停車した。コレで助かったとそこの場にいた全員がそう思ったらしいが、公団はJAFではない、そんなご都合主義ではないのだ!公団の人は、トラブルのあった人意外は危険なので先のSAで待っていてくれとのこと、JAFを呼ぼうかといわれたらしいが、いつ来るか判らないものを頼れるはずが無く、断った。そんな理由で、三人はヒデキチを置いて、SAまでやって来た。その間15分程度会計さんからその成り行きを聞き待つことに・・・

【待ちくたびれるメンバー達・・・・・・・  ('A`) …
                     r──(レ )`─┐
                    └┬─く─ヘ┬┘

 ポチョは、やはりあの場に残るべきだったと猛省するが既に遅い!仲間を見捨てて先行するとは、何の為のリーダーか!?何の為の兼メカニックか?(一応こう見えても整備士の資格ありです)時間を負うごとにどんどん自分の中で自責の念として大きくなってくる。でも今は、ヒデキチの到着を待つしかない。

 ・・・トラブル発生から約3時間程たったときSA入り口で監視していたポチョと下等さんの目に奴が確認できた。距離にして約300m、ヒデキチは10万で購入した自分の愛車を最後まで押し続けた。その根性に感動したポチョは少し泣けた。SAの入り口の坂まで来るとポチョと下等さんでヒデキチからバイクを受け取り駐輪場へ、TAKAさんは飲み物をすかさず渡し、肩を貸していた。やっぱり仲間っていいなぁと思った瞬間でもあった。会計さんは、ベテランらしいコメントをしていた。「おまえ!だから出掛ける前にメンテナンス出せって言っただろう。古いバイクであれば尚更だし、4つ輪と違ってメンテナンスフリーってなわけいかないんだよ!少しは先輩の言うこと聞けよ!」といっていた。まぁ確かにその通りではあるのだけど、初心者だからそのくらいで許してやれと心の中で思っていた。しかし今回の件で、次は大丈夫だろ。

 さて、トラブルシューティングになるがおおよそ先程のやり取りで予想がついている。フューエルコックかホース関係だと、また、この一昔まえのバイクという奴はタンクを外すのに大変手間が掛かる。RFは一度ばらした事があったので直ぐにタンクが外せたが、まずシートを取る!コレは鍵をひねればわけない。次にリアカウルを外し、やっとタンクが外せるのだ。そうしないと、ヒューエルコック全体が確認できないのである。

 外装を僅か5分足らずで外し、コック部分を確認すると、ホースがねじれていたのである。リザーブ側のが!道理でガスが回らない訳だと納得しホースのねじれ部分を開放しきれいに納め、またねじれないように、インシュロックで縛着し処理完了!外装パーツを戻し全工程15分で終了した。5秒がけセルを3回行ってようやくキャブから燃焼室にガスが回り吸引、圧縮、爆発、排気の見事な4サイクルの運動を行った。問題なし!

 メンバーが全員揃ったところで、3時間遅れのスタートを切った。ポチョが感心したのは、夜勤明けで、このクソ暑い中、クソ重いバイクを3km以上押して、たいした疲れも見せなく、又、僅かな休憩で体力が回復してしまうところがすごい(業界風に言うとゴイスー)。一路東北道を北上し次の休憩場所、那須高原SAを目指す。その間にうちのツーリングに付物のあれがおころうとは・・・

【やっ全員集合】                  【会計さんの前日納車されたばかりのR1000】

 天気は晴れ!気持ちよくぬおわkmで巡航中、西の空から前方の山、北側にかけてどんよりした雲が・・・ま、まさかなぁーなんて思っていると突然大粒の雨が、隼のスクリーンを叩く、同時にメットのシールドも同様、「げげぇっ」と思ったが5分ほどで雨が上がった。どうやら夕立の類か通り雨であろう。無事難を逃れた。だが、短い時間でもあんだけ降ると、無傷ではいられない。ポチョは、ジャケットと下はいつも革パン、ブーツなのでそんなに被害は無かったが(後で皮の手入れが面倒なだけ)他の人は大抵ジーパンなので可哀想だったが、気候も良いせいか、走行してると直ぐに乾いてしまったらしい。

 次の休憩ポイント那須高原SAに到着すると、皆、一斉にTAKAさんの方に詰め寄り雨が降った責任を押し付けていた。哀れなり副会長殿(敬礼!)ここでは、神奈川じゃ最近中々お目に掛かれない『ドクターペッパー』があったのですかさずポチョとヒデキチはその薬くさい飲み物をごくごく飲んだ「嗚呼、この味、この喉越し!まさにドクターペッパー!」普通の人は、この薬くさい飲み物を結構嫌う人が多いらしく、GSX1100Sのように好みがハッキリ分かれるみたいだが、幼少の頃より駄菓子屋でありとあらゆる非合法なモノを口にしていたポチョにはこのくらい胡散臭い味がちょうどよい!やはり旅はいいですなぁー!こういうものに出会えて!

【那須高原SAに到着】               【ドクターペッパーを飲むヒデキチと副会長】

 次に下等さんが玉コンニャクを買っていた。金玉(睾丸)くらいの大きさのコンニャクが4つくらい、くしに刺さって売られていたのを発見したらしい。熱々の睾丸くらいの大きさのモノにからしをたっぷり塗って食って泣いていた。あんなにして味がわかるのかは、定かではない。本人に聞いてみても、明確な答えがいただけなかった。多分、「味が判らない」というと、「そんなにからしをつけるからだ」と馬鹿にされるのがわかっていたみたいだ。

【からし塗り杉だってばよ・・・】

 一通り休憩し各々満足すると次は単車を満足させる番、皆、バイクにまたがり給油所へ、満タンにすると次はいよいよ待望の福島県入りだ、既に県境まで僅か数キロのこの場所、ヒデキチのトラブルのおかげで時間を浪費し今日の予定だった、【ゴールドマイン高玉】と【野英夫記念館】は断念せざる得なくなっていた。取合えず、会津若松の東山温泉を目指すことにした。


 休憩後はスムーズな運行で旅が進み、東北道郡山ICを通過して郡山JCTへここで磐越道に乗り換えて会津若松へ、ここまでは本当に快適だった。ここからが苦難の道のりであった。そう!TAKAさんせいで!磐越道に乗る少し前から雲が出てきていたが山の方だったので大丈夫と思っていたら、ルート上を頭の中でよく整理すると、磐越道は新潟方面に向かうと結構標高があがり、山に囲われたルートを通るのでは?はっ!多分あの雲の下通る!そう予感がた。・・・・・・・やはりそうだった。先程の栃木県の通り雨など比較にならないくらいの夕立!しかも雷つき!道路はすべるわ、雨はきついわ、雷は直ぐ近くに落ちるし、もう大変。なんだかんだで、磐梯山SAに到着し雨宿りを敢行!この時既に16:00位だったのだが、雨雲のおかげで、日没直後の暗さである。雨は一向にやむ気配どころか益々降りが強くなるし雷は、小銃のクリック修正のごとく、だんだん近くに落ちてきている。

【土砂降りと雷の中磐梯山SAにて】

 一時間過ぎ雨も雷も収まらない、宿には18:00頃到着の予定だからまだもう少し様子が見れる。SA入ってから2時間が経過まだ雨が降っているしかも激しく!一同TAKAさんをにらむ、いたたまれなくなって、TAKAさんは外にタバコを吸いに出る。ヒデキチはやはり高速道路で単車を3km以上押す偉業を達成したせいか、満足そうな寝顔で、寝息を立てている。(疲れているだけ)3時間後(19:00)雨がようやく小降りになったので、これ以上遅くなると宿で夕食が出ない恐れになってきたので、各人合羽を着込んで出発することに、そんな矢先、こともあろうか、雨○のTAKAさんが合羽の下(ズボン)を忘れてきたことが発覚!ポチョは手入れの行き届いた革パンなので、ポチョの合羽の下を貸してあげた。全く、○男の癖に合羽を忘れるとは!

 覚悟を決めた完全装備の一行は、磐梯山SAを後にし、その一行を待ち受けていたのは、雹だった。はじめSAを出て小雨だった天候は、なんか知らんが、白いものが混じり始めていた。ポチョは「?」と思いよく確認すると氷の粒だった雨でも速度を出して走るとただでさえ痛いのに氷の粒なら痛さ倍増、合羽の上からでもチョッと痛かった。別に大げさに騒ぐほどでもないが、バイクに傷がつかないかひやひやしていた。

 そんな中、高速を目的地の会津若松ICでおり、無事宿まで到着。この時、19:40を回っており、宿の人が玄関前にバイクを並べて置くように指示してくれた。我々はチェックインを済ませ部屋に通される。時間に遅れてきたおかげで、直ぐ夕食にしてくださいと仲居さんに言われ、着替えて、食事が用意されている部屋に通された。食事はしゃぶしゃぶと、会津の名物で構成されており大変満足の出来るものだった。

【東山温泉、瀧の舞にて】             【会津牛旨そう・・・うほっ】

 普通のクラブだとここで酒宴になるのだろうが、まじめなZFCは、酒を飲まない・・・いや正確に言うと飲めないのである。それも大半が!うちでよく飲むといえば会計さんとジョンナムくらいなものでポチョに到っては、全く飲めない!だからこういう席はだいたいコーラかウーロン茶になってしまうのだ。そういえば新人のヒデキチは良く飲むな・・・

【飲んでいるところをとろうとしたらカメラ目線】 【下等さんほっぺが落ちそうなくらい感動?】

 夕飯をすませ、一同は部屋にもどり、直ぐに睡魔が襲ってきた。しかしせっかく福島県の温泉場まで来たのにここで寝てしまったら一生の不覚!ここは力を振り絞って、温泉へ、ここの宿は屋上階に浴場があり無色無臭の温泉でした。露天風呂からの眺望はガスが立ち込めていて良くわからなかったが、(次の日の朝ヒデキチが一番風呂にいったとき朝日がサイコーだったとかいっていた。)

【風呂上りの副会長・・・・・なんかむかつく】

 風呂から上がり、部屋に着くとすでに22時を回っており、ヒデキチは既にベットに倒れこんで寝ていた。まぁ3時間以上も250kg近いバイクを押せばそうなるか、きっと次の日筋肉痛に違いない。他の連中は、持ってきたDVDポータブルで、なにやら怪しげなものを見ていたがここでは「鶏が・・・」とだけ記しておこう。

 翌日いつ寝た全く覚えていない状態で、周りが騒がしくて目が覚めた。布団から出ると既に皆起きていて、ポチョが持ってきた「雪風」を皆が見ていた。その後、着替えて直ぐに朝食、この日も旅館でのしきたりを守り朝からご飯三杯を実行。しかしみんなも良く食うな!朝食は極めてオーソドックス(和食)だが水の美味いところはやっぱりナニ食ってもうまい!だから旅はやめられないのだ!

【ポータブルDVDで戦闘妖精雪風を鑑賞中】  【宿の前で念写真…天気良くてよかた】

 さて、本日の予定だが、今日は宿から直ぐのところにある鶴ヶ城をみて、大内宿、塔のへつりを見て、鬼怒川に行ってライン下りを予定している。今日は昨日と違い晴天である。しかも暑くなりそうだ。朝食を採り支度を済ませ、会計さんにお宿の会計をしてもらい、宿の玄関に全員集合。みんなで記念写真をとった。この日は本当によく晴れており、ツーリングには暑すぎるくらい!とりあえず暖気も終わり、みんな愛車に跨り「東山温泉瀧の舞」を出発。予定通り鶴ヶ城へ向かった。地理がよく判らなかったので、手近な場所に駐輪し一番近い門から入場することに、その門のところに「鶴ヶ城」と案内板?があったので、ヒデキチに写真撮るから笑え!と命じ記念写真を撮ってみた。…満面の笑みだった。これはお客さんウケしそうな面だ!ということで採用することに…

【ちょwwwおまwwwな・ん・だ・そ・の・笑・顔】

いざ、鶴ヶ城場内に一番槍でと思ったのだが、みんなで仲良くGメン75の様に横隊で入場した。


【常識があるのか、協調性が無いのか一人離れて歩く下等さん】【鶴ヶ城、ちょー天気良すぎ】

中は当たり前のようだが、日本庭園で隅々まで手入れが施されていて、城と庭園がマッチしてなんともいえない風景だった。みんなで、城の中に入ろうとしたら、入場料を取るみたいで料金を確認したら、結構高っかたので入城はあきらめた。その券売所の横に福島県の名産なのか判らないがアカベコが置いてあった・・・しかも普通の牛と同じくらいの大きさで、ライダーがこれだけ集まっていれば当然騎乗してみたくなるものだが、なんとそのアカベコには、「乗らないで下さい」の文字が貼って有るではないですか!騎乗Aクラスのおいら達はしぶしぶ諦めて、茶室など見て回って、抹茶と饅頭がパックになった庭園の散策に行ったがみんな朝飯を食ったばっかりなのに抹茶と饅頭に夢中になって、せっかくの日本家屋と庭園に見向きもしないでひたすらむさぼっていた!まぁ無理もないと思うけど、今日は、天気がよすぎて五月の後半ってこともあり汗がじんわり出てくる。その中で抹茶の中に氷が浮いていれば、もう天国ですYO

一服した後は、時間の関係上次の目的地に移動。鶴ヶ城公園前から国道121号線を南下、大内宿を目指す。大内宿は、昔の宿場町を観光用に復活させたところで、まぁテーマパーク見たいなところ。しかしここで、偶然に2年前に自分のところで働いていた部下にばったり遭遇。しかも警備員をやっていた。はじめ、大内宿の駐車場で案内待ちで並んで待っていたら、その警備員に「バイクはあちらに…」と振り向いたとき、「あれ?どこかであった顔だな」と警備員の名札を確認したら、思いっきり本人だった。ポチョは、思わず、あまりの久しぶり感に方をバッシーッとたたいて「俺だよ!」とメットのシールドをあげ、彼もポチョに気がついた!

【昔の部下に、こんなところで再会するty】

彼は仕事中にも係わらず、写真を撮ったり近況を聞いたりと昔話に花が咲いた。あんまり仕事の邪魔をしても悪いので、さっさと入場した。中はダラダラとした上り坂になっておりライディング用のブーツではちとキツく、小指の先がジンジンと痛くなってきた。そんなポチョの苦労もなんのそので会計さんとヒデキチは景色と水の綺麗さに感動していた。かなり気に入って貰えたみたいだ。そう喜んでもらえると、選定した甲斐があるってもんだ。

【大内宿!天気が良くてサイコーのロケーションでした。】

昼はそこで、そばと岩魚の塩焼きを食べた。そばはやはり水がうまいところで食うと香りも立ってなんとも言えない美味さが口の中一杯に・・・岩魚も背骨が妙にゆがんでいたが美味かった。

【岩魚の塩焼き…なんか核汚染されty】     【まぁ味は良かったようで】

ポチョは足が猛烈に痛かったので、ブーツを脱ぎ少しばかり休憩をした。足の痛みが引き、ブーツを履いたらやっぱり足の小指が猛烈に痛かった。が時間が押し気味だったので仕方なく次の場所に、向かった。次は、塔のへつりだ。

ここは大川が侵食してできた自然の造形美が売りのところ、ポチョも一回彼女とここに来たことがある。ちょっと道に迷いながら無事到着、付近には駐車場があまりなく、こういったところは、バイクは有利だ省スペースの場所で五台分悠々と駐輪した。駐輪した目の前に、塔のへつりの看板が設置してあり、ここでもヒデキチと看板を激写、先にもましてすごい笑みであった。

【うーんこういう写真取らせたら右に出る奴はいないな】

さて、ここから、階段を下って、つり橋を渡るのだが下等さんは、高所恐怖症みたいで、「俺はいかん」といっていたので、みんなはそれに気づき、面白がって無理やり橋を渡し、ここぞとばかり揺らしてやった。でも差ほどビビッてなかったので一瞬「釣りか?」とも思った。

【このつり橋が結構揺れて楽しい】        【ビビッてる下等さんを会計さんがフォロー】

橋を渡ると、川の浸食により絶壁にえぐったような窪みが出来ており、その窪みが道になっている。当然道の下はすぐ川が流れているが高いところでは10メートルくらいの高さがあった。ポチョはさっきの小指の先が痛み出し、「どうせこの先行ってもまた戻ってくるのだからここで待ってると」いって、タバコをすって休憩。みなは面白がって道がなくなるところまで行っていた。

【大川をバックに】                  【川の侵食で出来た道を逝くメンバー達】

それぞれ、冒険がおわり、バイクの元へ帰ってきた。今度は最終目的地鬼怒川温泉へ向け出発、県道からまた、国道121号線に乗るのだが、ここで、国道に入ろうとした瞬間、先頭を走っていたポチョは安全確認のためいったん停止し左右を確認していたところに下等さんが突っ込んできた。しかも装着したばかりのトライオーバルに、幸い、大したことはなかったが、ショックだった。

気を取り直し、道の駅「たじま」で休憩し、ふたたび鬼怒川に向け出発。会津街道は道も良く、すいていて、走りやすかった。景色も新緑の時期だったので、清々しい。鬼怒川まではあともう少し、距離にして約69Kmといったところ、時間は15時を少し回っていた。鬼怒川に着いたら、宿にバイクを止めライン下り堪能する予定だ。しかし・・・時という物は無情なもので、鬼怒川に16:05に到着、宿は鬼怒川で有名な某ホテルに、そこで、ライン下りの情報を聞いたら、すでに本日は終了とのことだった。残念。でもかなり疲れていたので、ちょっとホッとしていた。

【鬼怒川○光ホテルの駐輪場】          【鬼怒川観○ホテル駐輪場】

そのため、早々にホテルにチェックインをし、係の者が案内に来るまで、スゲー広いラウンジでコーヒーを飲みながら待機、超有名なこのホテルはさすがに人でゴッタかえしており騒然としていた。ポチョは、下等さんにぶつけられたことを思い出し、ネチネチ加藤さんをいびっていた。しばらくすると仲居さんが迎えに来て、部屋に案内された。部屋は綺麗で、普段安宿ばかり活用しているポチョたちZFCは豪華な部屋に興奮気味だった。仲居さんが去った後、待望の鬼怒川の温泉が待っている。


ジャケットや革パンを脱ぎ捨て浴衣に着替え我先にと浴場にGO!!! ここで、あえてホテルの名を明かさないのは温泉に問題があったからだ、しかし、今考えると大型浴場だから仕方がないといえばそうだがしかし、温泉なのだから塩素臭いのは勘弁してほしかった。施設は良かったのだけど、沸かし&濾過&消毒ときたらもうそんなの温泉じゃない。今後、未来永劫鬼怒川の有名ホテルには二度と来ないであろうと誓った。

残る楽しみは、食事だけ、食事はバイキングだが、コックさんが直接目の前で調理してくれるコーナーが幾つかあって、天麩羅とかステーキとかあつあつのものが頂ける。入浴後みんながそろって夕食に向かう。食堂は大ホールみたいなところで大勢の人が我先にと高価な食材に群がっていた。ZFCのメンバーも負けじとその群雄割拠に身を投じた。ポチョは、ステーキと天麩羅、刺身と好きなものばかりをチョイス、ほかのメンバーも似たような物だった。

その中でも、下等さんが生ものが駄目なくせに、甘エビを大量に持ってきていた。はじめは知らん顔していたけど、みんな腹がパンパンに成りかけていた頃に大量に乾いた甘えびの存在にメンバーが気が付いた。しかもお手所の中に殻を剥かれ芋虫のようになっていた。初め、それが甘エビに見えず、「なにそれ!」と叫んでしまった。ポチョの中にでは【甘エビ】≒【高価】なものと図式が出来ており結果残すのは勿体ないと結論に達し、いやいやながら全部たいらげた。

腹もかなり否、必要以上に満たされたのに必ずデザートだけは欠かさないメンバーたち、ご飯に負け時とすごい量を平らげていた。(ウップ)

食事が済み、腹ごなしに、TAKAさんとお散歩に、鬼怒川の町をぐるっと一周し、中には「真実の口」を発見いろいろ堪能した。実のところをバラすと、いかがわしい店がないか探索していたのだった。結果残念な結果に終わった。がしかし、とある橋から、ある宿の露天風呂が一望でき其処から女湯が覗けたのだった、当初の目論見とは違ったが、一応目的は達成できたと思う。(TAKAさん談)

ホテルに帰ると、他のみんなは既に寝ており、ポチョとTAKAさんもそれに習った。明日も晴れますようにと願いながら・・・

翌日、長いようで短い旅も終わりの日、今日はもう帰らなくてはいけない日、帰りのルートは一旦鬼怒川から日光市のほうに出て、清滝方面に向かう其処からお決まりのコースで、日光東照宮、いろは坂、明智平、中禅寺湖、湯滝、戦場ヶ原を抜け、金精峠、丸沼、吹き割りの滝、沼田ICになっている。

帰りは、予定通りで、日光東照宮に参拝をし、出発前に他の4人のメンバーはトイレに、ポチョは見張りをしていると、観光バスから何人かのご老体がこちらに近寄ってきた。そう、しかもそのご老体達はナンシーだったのである。とりあえず、逃がしてはいけないと思い優しく対応しなくてはと思い、心の中では、早く帰ってくれないかなと思いつつ質問攻めに耐えていた。質問はお決まりの「これ何CC」と全部のバイクから始まった。いろいろと対応しみんなが去った後にメンバー達が戻ってきた。もっと早く助けに来てほしかったが、その話を聞いた会計さんは悔しがっていた。

【東照宮にて…相変わらず修学旅行生達で賑わっていた】

次に、いろは坂を登り明知平でお決まりの串物を購入、そして、中禅寺湖湖畔にて新月という蕎麦屋で食事、ここのそばは、今まで食べた中でも1,2を争う美味さで、みんな大絶賛だった。ポチョは、日光ならではの「湯葉そば」をチョイス、TAKAさんは茸の天麩羅が付いたものをチョイスしていた。ポチョ的にはTAKAさんの頼んだ蕎麦が一番美味そうに見えた、これは、「ひとの芝生は青く見える」効果だが、たぶん本当に美味いのだろう・・・残念。食事後、湖畔で一服をし今日の最大の難所(?)金精峠に入って行くのであった。

【毎度ながら明智平、天気が良くて最高】   【穴場な中禅寺湖畔。良い蕎麦や見つけた】

金精峠はもうすぐ六月だというのに雪があちこちに残っており、一言で片付けると「残雪」だが(それがどうした?)五月後半とはとても思えない機構だった。この時期でも少し早いけがメッシュのジャケットを選んで持ってきてしまったのだが、これがここに来て失敗だった。寒い、くそ寒いではないか!写真がないのが残念だが、さすが雪が残っているだけあるぜ!指先まで凍えてきた。

頂上のトンネルを越え、下りになると多少暖かさも戻ってきたが、丸沼高原を過ぎるまでは、結構寒さがきつかった。その後、時間の関係で【吹きわれの滝】には寄らず、真っ直ぐ沼田ICを目指した。

【関越沼田ICにて】                 【あきる野ICに到着お疲れ様でした】

世間ではこの日日曜日とのこともあって、関越上り線は高坂から大渋滞、あっちこっち回避しながら帰宅したが、この込む中東京を通るのは避けたかったので圏央道であきる野ICまで行くことに、さすがに圏央道はすいていて、楽に帰ってこれたが、結局家に着いたのは10時を少し回っていた。

今回も初日に雨が降ったが、終わりよければ全てよしってな感じで、良い旅が出来たと思う。

 


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